自分で稼いで、自分で食う。

アラフォー女、いきなり勤務先がお亡くなりになることが決定。さて、これからどうやって生きてこうか。

フリー? めんどくさーいと思ってた

のは、私が20歳代前半だった頃の話。

その頃付き合っていた人は独立独立言っている人で、ちょうど私たちが別れる頃、実際に独立していった。

それ自体が別れの原因ではなかったが、その頃の私はそういう話を聞くたびに、「どうしてわざわざ自分からしんどい選択をするのかな~。自分で仕事取ってくるって大変だし」と思っていたし、言ってもいた。

会社員の何がラクって、自分で仕事取ってこなくて済むことだと思う。

言い換えると自動的に給料が出てくる、にもなるかな。

もちろん会社の仕事を取ってくることが業務になってる部署もある。あるけれど、会社の看板背負って営業に行くのとそれナシで営業に行くのでは全然話が違う。それくらいはあの頃の私でも分かっていた。

これは今でもそう思っていて、会社員ってポジションに未練が残ってしまっていた大きな理由の一つだ。今は未練の残しようもないけど。

 

会社勤めなんかしたくなくて、でも我慢して行っている人の多くが「やっぱりラクだから」なんじゃないだろうか。

 

すっごく実力があって会社にいてもその人自身にどんどん外から声がかかったか、あるいはある日我慢の糸がプッツリ切れたか、どっちか。どちらでもなく、志高く会社を出て行った人がいないとは言えないけれど、まあ、そんなに多くはないと思う。

あ、確か元カレがそのレアケースだったかも。笑。

ともかくあの頃の私は、まさかあれからウン十年後に自分がそんな選択をせざるを得なくなるなんて、思ってもみなかった。

私が社会に出た頃はまだ派遣という仕組みもなかったんじゃないかな。

就職は超氷河期だったけど、アルバイトでなければとりあえずどこかに就職。就職=正社員であり、会社に勤めていればそのうち定年を迎えられるって価値観が、まだまだ世の中に強かったと思う。

時代は変わったね。

今は正社員でも副業してる人がとても多いらしい。ダブルワークってしんどいはずだけど、正社員でいても、それでも心配でたまらない人が増えてる。

ただ個人的には、そういった風潮のおかげで、フリーになる(=会社に頼らず稼ぐ)ことの怖さや自信のなさが、あの頃よりはだいぶ軽減されたようにも思う。

めんどくさーい、ってのはあの頃に同意だけど。