自分で稼いで、自分で食う。

アラフォー女、いきなり勤務先がお亡くなりになることが決定。さて、これからどうやって生きてこうか。

退職が決まってた

うちの部署(もう、うちじゃないな)はわりと有給を取りやすいところで、みんな2週間レベルの休暇を年に1-2回取っていた。

部署にもよるのだが、これまで勤めた中ではまあまあホワイトな職場だったと思う。

私もいつものように休暇を申請したし、上司は詳細を見もせずに書類へサインしてくれた。

それでいつものように休暇を楽しみ、休暇明けは多くの人がそう思うように、だるいなぁ、もう行きたくないなぁと思いながら出社した。すると何だか空気が重い。

休暇届にサインしてくれた上司から、すぐ別室へ呼ばれた。「この部署、○月をもって閉鎖になることが決まったから」

 

ああ、ずっと念じていたせいか、夢がかなってしまった。

 

私がいないときに決定が下されたので、残りのメンバーは一箇所に集められて聞かされたらしい。異動とかは無理な状況にあり、結果、部署の全員が解雇。

みんなどんな顔して聞いたんだろうな~。

うちの部署は確かにそんなに利益は出してなかったから、ランチタイムには笑いながら「ここ、もうすぐ閉まるよね」なんて冗談を何度か飛ばしていた人もいた。あの頃新入りだった私をああ言ってビビらせていたあの人はどんな顔したんだろうな~。(もちろんその後、じっくり観察させてもらった)

私はというと。

おかげさまで自分で稼ぎ、自分で食うための多少の準備はしてた。でも、あと数年ほど時間はかけたかったし、そうやって実際に準備が完了したとして、会社を辞める決心がつくかどうかは半信半疑だった。

部署解体の告知を受けるまで、自営で生きていくことのイメージは、「マッドマックス」とか「北斗の拳」の世界だったし、自分みたいに会社員として生きてきた人間にはとても務まらないと、社会に出てからずーっと思っていたからだ。

病院の地下で眠っていて目が覚めたら地上にはゾンビがいっぱい!
海を渡ってたどり着いた島には修羅がいっぱい!

映画で見るのは面白いけど、実際に出演してみるとどうなのかな。

まだ結末は分からない。でもとりあえず、それからの日々は学ぶこと、考えること、気づいたことの連続で今もそれは続いている。何となくそれを忘れてしまうのが勿体なくなってきてしまって、ここに来た。